2018年8月20日 2022.12.20
お天気次第で写真の出来栄えは本当に変わりますよね。空次第で写真の印象はガラっと変わります。空さえ明るければいい写真なのに・・・と悔しい気持ちになった事はありませんか?そんな時には合成してしまえばいいんです!今回は、ぱっとしない曇り空の写真を綺麗な 青空にする方法をご紹介させていただきます。
青空を合成する
今回は下記の写真を使用してみたいと思います。合成前の写真は空が曇っているせいでなんだか全体的にどんより暗い・・・せっかくの広大なさとうきび畑が残念な感じです。この曇り空を右側の写真のように明るい青空に変身させてみましょう!
【使用したさとうきび畑素材】https://www.photo-ac.com/main/detail/70752
【使用した青空写真素材】https://www.photo-ac.com/main/detail/1612
※練習用にぜひダウンロードしてみてください。
①まずフォトショップでメインの写真を開きます。その後、レイヤー下部にある赤い四角部分をクリックして「特定色域の選択」を選択します。すると「属性」というタブが表示されますので、赤丸部分の「マスク」を選択し、次に「色域指定」をクリックします。
②スポイトで空の部分をクリックして、許容量で調整したあと、プラスのスポイトやマイナスのスポイトもうまく使用して、空部分が真っ白になるようにします。
③次に、「option(Windowsはalt)」を押しながら赤枠部分をクリックします。そうすると下記のような白黒画像になります。
④空以外の道や草部分をブラシツールを使って、まっ黒に塗りつぶします。
⑤次に合成したい青空をレイヤーに入れたら「command(windowsはctr)」を押しながら赤枠部分をクリックします。そうすると選択範囲が表示されますので、その後「青空」のレイヤーを選択し、下部にある赤丸部分の「ベクトルマスクを追加」をクリックします。
これで青空が合成されて、曇り空の風景から一変!快晴の風景に変身しました!いかがですか?こんなに簡単に青空になってしまうなら、「これあと空さえよければ投稿できるのに・・・惜しい・・・」と思っていた写真でもこのレタッチで生き返るかもしれませんね!最初は少し戸惑うところもあるかもしれませんが、慣れてしまえば5分もかからずできます。
逆光フィルターを使って、太陽光を入れる
せっかくなのでさらにお天気のいい感じを表現するために、太陽を作成して入れてみたいと思います!
①まずは新規レイヤーを作成して、黒で塗りつぶしたら、フィルター→描画→逆光を選択します。
②逆光フィルターが表示されたら、レンズの種類や明るさをお好みの感じに調整してOKをクリックします。
③すると、黒く塗りつぶしたレイヤーに太陽光が作成されます。その後、描画モードを「スクリーン」にすれば完成!
太陽が追加されてさらに明るくなりましたね!トーンカーブなど使って、色も鮮やかに調整してみました。逆光フィルターも慣れてしまえば1分もかからず出来てしまいますから、覚えていて損はなしです!
【トーンカーブレタッチに関する記事はこちら】http://blog.acworks.co.jp/2018/05/07/tonecurve/
いかがでしたか?曇り空は曇り空でも敢えて狙った写真でない限りは、そんなに使い道がない写真がほとんどです。必然的にダウンロード数も左右されます。合成は覚えれば本当に数分で出来てしまいますから、そんなに難しくありません。暗い写真は審査で弾かれることもありますので、ちょっと暗いけどまぁいいか~と投稿せずに、一手間加えてから投稿すると格段とダウンロード数がアップするかもしれませんよ!ぜひ参考にしてみてください。