2018年3月23日 2025.4.17

イラスト AC でダウンロードできるファイル形式は、AI/EPS・JPG・PNGの3種類があります。しかし初心者の方にとってはそれぞれどう違うのか？どれをダウンロードすればいいのかよくわからない・・・という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方たちの為に、今回は各ファイル形式の違いや特徴をご紹介させていただきます！

JPG（ジェイペグ）

JPGは、フルカラー（1670万色）で表現できる為、多くの色を必要とする画像に向いたファイル形式です。デジカメやスマートフォンでの画像もJPG形式が多いので一番馴染みのあるファイル形式ではないでしょうか。JPGは容量が多い画像データをとても小さくできるのがメリットですが、縮小はできても拡大は出来ません。（拡大すると画質が悪くなります。）

また、保存をすればするほど画質劣化が起こります。数回の保存では劣化はそんなに分からないので、そこまで気にしなくてもいいかもしれませんが、何度も何度も保存し直して作成するようなとくに印刷物などにはあまりおすすめできません。ホームページやブログなどWeb上で使う画像形式として向いています！

PNG（ピング）

PNGは、JPGと同じくフルカラー（1670万色）に対応しており、境界がくっきりとしたイラスト画像やグラデーション画像も綺麗に表現できます。一番の特徴としては、背景が透けている透過画像であることです。例えば背景素材とイラストを組み合わせて使用したい時、JPG画像の背景は白くなっているのでイラストを重ねることは出来ませんが、PNG画像であれば背景が透明なので自由に重ねて作成する事ができます。もしくは写真をフレームにはめ込むようなメッセージカードの作成なども PNGであれば作成しやすいですね。

PNGの場合は、JPGと違って何回も保存し直したり、リサイズをしても画質が落ちることはありません。その分容量も重くなりますので、綺麗だからといってむやみやたらにPNGを利用するとどんどんファイルは重くなります。背景を透過する必要がない場合は、PNGではなくJPGを利用し、透過を必要とする時はPNGを利用するなど上手に使い訳分けましょう。

AI（エーアイ）/EPS（イーピーエス）

AIはAdobe Illustratorの標準ファイル形式になります。Adobe Illustrator以外のソフトでは開くことはできません。EPSは同じくベクター形式の画像ファイルになりますが、Adobe Illustrator以外の様々なソフトで利用することが可能です。

AI/EPSはベクター形式の画像ファイルで、点と線で繋がれており拡大縮小しても画像が粗くなることがありません。そのため、チラシやショップカード、DMなど各種刷物に適したファイルとなります。また、ベクター形式はどんなサイズにも適応できるのでポスターや看板などの大きな印刷にもご利用いただけます。グラフィックソフトで色や形を変更することもできますので、自由にカスタマイズしてデザインしたい方にも向いています。

イラストレーターのバージョンが最新の場合は問題ないのですが、もしお持ちのイラストレーターのバージョンが古い場合、ダウンロードしたイラストが保持している保存バージョンがそれよりも高いと、ファイルが開けないという事もございます。イラストACでは、ダウンロードページの「ファイル種別」欄にバージョンを記載しておりますので、ダウンロードする際にご参考になさってください。※一部バージョンが表示されていないイラストもございます。

いかがでしたか？各ファイルのメリットやデメリットを理解して、使用する用途に合わせて上手に素材のファイル形式を選んで利用してくださいね！

※この記事の内容は掲載された時点での情報です。最新の情報とは異なるおそれがあります。