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2024.08.8

ウォーターマークとは?目的や透かしの作り方を解説【透かしを効果的に使おう】

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 ウォーターマークについて知りたい
 SNS や WEB サイトの担当になった
 ウォーターマークを画像に表示したい

画像素材サイトなどを閲覧していると、写真やイラストに重なって薄らと文字やロゴが表示されているのを見たことはないでしょうか。

これらは「ウォーターマーク」と呼ばれるもので、著作権表示などのために入れられています。

それでは、どのような目的で「ウォーターマーク」が入れられるのかご紹介しましょう。

ウォーターマークの「目的」

ウォーターマークとは?目的や透かしの作り方を解説【透かしを効果的に使おう】

ストックフォトサービスやプロカメラマンの写真、インフルエンサーなどが投稿する画像などの多くに「ウォーターマーク」が入れられています。

目的としては、

著作権の保護
ブランド化

という大きく 2 つの役割を担っています。

そのため、間違った利用をしてしまうと著作権侵害などにつながる恐れがあるので注意が必要です。

著作権の保護:許可のない再利用や改変を防ぐ

ストックフォトサービスなどにおいては、画像素材の購入前にプレビューとしてウォーターマーク入りの画像を表示することが多いです。

そうすることで、正規の方法で作品を購入してもらい、さらに無断で画像を使用されるリスクを軽減しています。

そのため、ウォーターマーク入りの画像は購入していない証にもなり、多くのサービスでは使用を禁止しています。

「イラストAC」や「写真AC」なども同様に、投稿者自身が宣伝などに使う以外は許可しておりませんので、使用しないように気をつけましょう。

【参照】ウォーターマーク入り(サイト名の透かし文字入り)の画像を使っていいですか?

ブランド化:認知度を高める

プロのカメラマンやインフルエンサーなどは、画家などが作品にサインを入れるときと同じように「認知度」を高める目的として利用していることも多いです。

もし作品が拡散されたときに名前やロゴが透かしとして入っていれば、作者名や企業名などを広められるようになります。

もちろん許可のない再利用や改変ができないようにする目的もありますが、ブランド化を考えている場合にはウォーターマークを入れてみるのもいいでしょう。

ウォーターマークの「種類」

ウォーターマークとは?目的や透かしの作り方を解説【透かしを効果的に使おう】

「目的」についてご紹介しましたが、実はウォーターマークには「種類」が 2 つあります。

可視化されたもの
不可視化されたもの

それぞれの違いについて、ご紹介しましょう。

「可視化」されたウォーターマーク

ストックフォトサービスなどで見かける文字やロゴが薄ら見えるものが、「可視化」されたウォーターマークになります。

加工も簡単にできるため、個人的に WEB サイトなどで写真を販売したりするときにも導入しやすいことがメリットです。

ただし、最近では AI の発達により「可視化」されたウォーターマークを瞬時に消せるアプリなどもあるため、どのように防ぐか課題もあります。

「不可視化」されたウォーターマーク

一見すると透かしがないように見えますが、画像にデータとして組み込むタイプのウォーターマークがあります。

デジタル作品の場合は容易にコピーができてしまうため、不正行為が後を断ちません。

しかし、データの組み込まれた作品がコピーされたとしてもデータも一緒にコピーされるため、作品の権利を主張したり不正行為を防ぐ対策になります。

ウォーターマーク入りの画像を使うとどうなるか

ウォーターマークとは?目的や透かしの作り方を解説【透かしを効果的に使おう】

ウォーターマークの入った自分の作品を自身の宣伝に使うことを問題なしとするケースがほとんどですが、他の人の作品の場合は問題になることがあります。

そのため、安易にウォーターマークの入った画像を使わないようにしましょう。

公式サイトへの画像の無断転載が発覚

2021 年にデジタル庁事務方トップが運営する WEB サイトにおいて、ウォーターマークの入った画像をそのまま利用していたことが発覚し、無断転載したとして SNS などで炎上しました。

本来は購入しないと利用できない画像にも関わらず、ウォーターマークが入ったレビュー画像を使用していたために起こったケースになります。

「写真AC」や「イラストAC」などでも画像を右クリックでダウンロードできますが、ウォーターマークが入ったままの画像がダウンロードされてしまいます。

必ず、正規の手順でダウンロード・購入するようにしましょう。

【参照】素材をダウンロードしたのに透かし(ウォーターマーク)が入ったままです。

SNS にウォーターマークを残したまま投稿

大手コンビニエンスストアの公式 SNS が、告知投稿にウォーターマークの入った画像をそのまま利用しているのではないかと指摘され炎上しました。

公式の発表では、著作権侵害にはあたらないことを確認しているとし、しばらくはウォーターマークの入った画像がそのまま使われている状態になっていました。

実際に購入していたのかなどの真意は分かりませんが、今回利用されたサービスとして本来はウォーターマーク入りの画像の使用は規約で禁止されています。

「デザインAC」でウォーターマークを入れてみよう

WEB サイトや SNS などで個人の作品を販売する場合は、「デザインAC」を使ってウォーターマークを入れたレビュー画像を作成してみましょう。

加工作業が苦手という人でも、「デザインAC」なら簡単にできます。

方法①:文字を薄くして重ねる

「デザインAC」の編集画面を開いて、自分自身の作品をアップロードします。

そして、「テキスト」を選択し任意の文字を表示させたら、上部メニューの「文字色」を選んでください。

ウォーターマークとは?目的や透かしの作り方を解説【透かしを効果的に使おう】
すると色の選択オプションが表示されるので、チェック柄のバーを左右に移動、または不透明度のパーセンテージを変更すれば完成です。

ウォーターマークとは?目的や透かしの作り方を解説【透かしを効果的に使おう】

方法②:画像を薄くして重ねる

自分自身の作品をアップロードしたあと、ウォーターマーク用の画像もアップロードします。

そして、ウォーターマーク用の画像の配置を「最前面」にした状態で、上部メニューにある「不透明」の数値を調節すれば完成です。

ウォーターマークとは?目的や透かしの作り方を解説【透かしを効果的に使おう】
ちなみに、ウォーターマーク用の画像は、背景を透過した PNG 画像の使用をおすすめします。

ウォーターマークをしっかり理解して活用しよう

ウォーターマークの入った画像を安易に使ってしまうと、著作権侵害や炎上の元となるので十分に気を付ける必要があります。

ただし、作成者の権利や利益を守る大事な仕組みですので、理解を深めたうえで作成者はウォーターマークを活用していきましょう。

もしウォーターマークを自分の作品に入れたい場合は、簡単に文字や画像を薄くして重ねられる「デザインAC」を利用して作成してみてくださいね。
ウォーターマークとは?目的や透かしの作り方を解説【透かしを効果的に使おう】

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