2019年6月7日 2022.3.8
写真ACでは、写真掲載にあたり全作品の審査を行なっております。技術面、タグやタイトル、画質、リリース書類の有無など、様々な観点から審査を行なっています。
今回は、どんな非公開理由が多いのかを発表します。あくまでもストックフォトとしての品質を評価するためのもので、作品そのものの出来栄えを評価するものではありません。ストックフォトとして適正がない素材であっても、作品そのものの評価ではありません。希少性や需要の高いテーマや被写体であれば例外的に公開することもあります。
審査で非公開になった場合は、理由が表示されますが、複数の理由が当てはまる場合でも1つだけを表示していますのでご了承くださいませ。
また定期的に審査基準の見直しを行い、公開済み素材も随時見直しを行なっています。一度審査に合格した素材であっても、後日ストックフォトに適していないと判断した場合は非公開とさせていただくこともあります。
【1位】類似した作品が既に公開されています。
連写した写真は全てをアップロードするのではなく、より良い写真を厳選してアップロードしてください。同一被写体のバリエーションカットなどは、必ずセレクトを行った上でアップロードしてください。顔の表情や角度などが違ったとしても、客観的に見て明確に違いがわかる写真であることが重要です。
【2位】ピンボケ、手ブレ、露出、ホワイトバランスが適正ではありません。
カメラの設定を枚数優先(低画質)にして撮影していませんか?jpgは圧縮率を高めるとファイルサイズを小さくできますが、同時に画質も低下します。最高の作品が撮れたらもったいないので、日頃からなるべく高画質(画質優先)で撮影しましょう。
コンデジは『ISO感度』を100以下、一眼レフは『ISO感度』を400以下を推奨しています。室内での撮影の場合は感度を上げるのではなく、明るい場所に移動して撮影しましょう。屋外で夜景などを撮影する場合は三脚を使うなど、なるべく感度を上げずに撮影しましょう。
露出の調整や光の当て方、撮影場所、時間などを調整し、良い光の条件下で撮影を心がけてください。
【3位】被写体の状態、構図のバランスが適切ではありません。
人物なら頭が切れてる写真、背景が煩雑な写真、水平が保たれていない写真、机や背景が切れてる写真なども非公開になるケースが多いため、注意をして撮影してください。
【4位】被写体に不要な影や映り込みがあります。
【5位】肖像権を侵害している可能性があります。
顔が分かるような写り方で、「モデルリリース」の書類を添付していない写真、街中の雑踏でも顔がはっきりわかる写真は公開できません。盗撮まがいの撮影や、学校の制服姿なども非公開の対象です。
後ろ姿など顔が分からない写真は公開可能ですが、その人の特徴から本人が特定される写真も非公開になります。
【6位】写真素材としては登録できませんでした。
イラストと判断できるような写真、加工が強すぎて写真素材と言えないものも非公開となります。
【7位】 ストックフォトに適していません。
旅行先での家族の記念写真などプライベート性が強い写真や、ストックフォトとして需要が考えられないような写真も非公開となります。
【8位】個人情報が写り込んでいます。
個人の電話番号、住所、車のナンバープレート、フルネームが記載されている表札や墓石など個人が特定されそうな場合も非公開となります。
【9位】適切なタグが付けられていません。タグを修正してください。
人気キーワードのタグを写真の内容と関係なく多数つけているものや、場所が特定できる観光地や施設名などが無記名の場合も非公開の対象です。誤った施設名などがタグとして入力されているとクレームに発展する可能性があるので注意してください。