2020年5月1日 2022.3.8
室内できれいに撮影するのは、屋外よりも難しいですよね。せっかく美味しそうな料理も、かわいいペットも、いざ撮影すると、あれ・・?なんだかいまいち・・ということ、ありますよね。
プロの写真は専用のライティング機材を使って撮影されていそうだし、そんな機材を持っていない自分は絶対きれいには撮れない・・と思っているあなた、そんなことないんです!
ストロボを使ったあがりとはまた違いますが、カメラだけできれいに撮影するとっても簡単な方法を今日はご紹介します。
ポイントはたった一つ。日中窓際で撮影する、です。実際に自作のゼリーを撮影してみました。こちらです。
本当に、ただ机に置いてパシャっと撮影しただけです。そこそこいい感じではないでしょうか?
こんな感じで撮影しました。
机は60cm×60cmの小さなちゃぶ台のような木の机。それを部屋の窓際に置いて、窓側に向かって逆光で撮影。
直射日光ではない方がいいので、本当はレースカーテンがあればレースカーテンをひいた方がいいのですが、我が家にはないのでカーテン全開です。
ただ、古めかしい窓ガラスの下半分が半透明になっていたため、それが直射日光を防いでレースカーテンの代わりになりました。部屋の電気はつけないでくださいね。
以上、専門機材ゼロの家の中での撮影のポイントでした。
・・・と、終わってもいいのですが、簡単に用意できるもので一つおすすめの道具があります。
発泡スチロールやパネル、白い硬めの板状のものならなんでもいいので、それを使って、窓から入る光を反射させて全体に回すことで、手前まで明るい写真にすることができます。
こんな感じです。
この状態で撮影したものがこちらです。
元々ガラスのお皿なせいで全体に光が回っていたのであまり差が感じられないですが・・さっきより手前が明るくなったような気がしないでしょうか・・?
この反射させるパネル等を一般的には「レフ板」と言います。
はっきり逆光になってしまうような人形等、被写体によってはもっと効果を発揮しますので、ぜひこのようなレフ板を自作して小道具に使ってもらえると、さらにワンランクきれいに撮影できると思います。
それからもう一つ、あればいいなと思うのはやはり三脚でしょうか・・手持ちで撮影するとどうしてもブレたり毎回アングルが変わってしまうので、三脚はあるといいですね。
でもなければないで大丈夫!しっかり脇をしめてブレないように撮影しましょう。
最後に、今回は簡単さを強調するために(?)装飾はほぼゼロ(ベランダに2輪だけ咲いてあった花を一応添えてみた)という簡易セットでしたが、
・アイロンをあてた布をひく(テーブルクロス)
・周りに果物や飲み物や花などを添える
・器にこだわる
・スプーンですくったところを誰かに持ってもらって撮影する
等の工夫でもっともっと写真はランクアップします。
今回は食べ物を撮影しましたが、窓際で撮影するときれいに撮影できるというのは他の被写体でも同じです。
被写体によっては、窓が真後ろではなく、横、つまり窓を自分の左右どちらかに持ってきた方がきれいに撮れることもあります。
窓の向き(東西南北)と時間帯によって撮れ方も変わってきますので、自分の家の中の、いい場所、いい時間帯を見つけてくださいね!
以上、カメラのみでお手軽に家の中できれいに撮影するポイントでした。カメラ初心者の自分でもできそうと思っていただけましたか?是非試してみてくださいね。